開催日 2023.05.20 ~ 2023.06.04
加藤真史 個展 Suburban Undercurrent
この度、神奈川県立相模湖交流センターでは、「郊外」「風景」「地図」をテーマの芯とする美術家・画家、加藤真史の絵画展を開催いたします。
1980年代前半の愛知の郊外に生まれ、相模野という相模原市東部市街地を丸ごと含む土地で十数年を過ごした加藤は、原風景である郊外へ歩行・リサーチ・絵画制作から介入し、その行く末を記録しているといいます。
そのような作家の、戦前から戦後にかけて造られた相模湖と相模野の歴史は地続きであるという考えのもと行う、愛知の郊外から相模野を経て相模湖へと至る、現在までの郊外への介入の記録の提示が本展となります。
2019年からの作品では題材として、相模野の窪地にまつわる「でいらぼっち(巨人)」伝説、鶴川〜淵野辺〜上溝間の実現しなかった幻の鉄道線、「日本最強の郊外道路」(柳瀬博一)である国道16号線、旧日本軍関連の施設が多く作られた軍都としての相模原、絵画・アニメ・映画・文学などの「聖地」として描かれた土地といった相模野を流れる事象に光が当てられています。
今回はこれらの作品が一堂に会する貴重な機会となります。弊館まで、ぜひ足をお運びください。
開催概要
【展覧会名】Suburban Undercurrent
【展示作家】加藤真史
【会期】2023年5月20日(土)-6月4日(日) 月曜日休廊
【開場】10:00-17:00 入場無料
【場所】神奈川県立相模湖交流センター アートギャラリー 〒252-0171 神奈川県相模原市緑区与瀬259-1 電話:042-682-6121
【広報使用作品】《Trace the Trace(Hashimoto)#2》 パネル・紙・色鉛筆 2020
【主催】神奈川県立相模湖交流センター(指定管理者 アクティオ株式会社)
【後援】相模湖観光協会/藤野観光協会/寿会 根本芸能企画 根本信平
作家プロフィール
加藤真史(Masashi KATO)
1983 愛知県生まれ
2012 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了
アーテイストユニット「風景のありか」メンバー https://fuukeinoarika.wixsite.com/home
個展(直近数年)
2020 「Trace the Trace – 僕に踏まれた街と僕が踏まれた街 -」 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京)
2021 「ATRACE – 垂直の視点の面影 -」 CRISPY EGG Gallery | CRISPY EGG Gallery 2(神奈川)
2023 「Sagamino Undercurrent -相模野を潜行する-」 CRISPY EGG Gallery(神奈川)
受賞
2017 「第20回 岡本太郎現代芸術賞」 入選
2019 「アーツ・チャレンジ2019 」 入選
2021 「VOCA展2021 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」 出展
2022 「3331 ART FAIR 2022」 コレクタープライズ KaceK氏[KaceK賞]/馬場兼伸氏[B2A賞]